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歯列矯正でマウスピースが臭い原因は?マウスピースのお手入れや口臭の対策方法を解説

マウスピースがくさい!

マウスピース矯正(インビザライン)がなんだか臭いと気になっている方は多いことでしょう。マウスピース矯正中の気になる匂いの原因は、マウスピースの洗浄不足や歯の磨き残しなどです。マウスピースを正しくお手入れすれば、気になる臭い匂いも改善できます。

ここではマウスピースが臭くなる原因と対策方法についてお伝えします。

マウスピースが臭くなる原因とは?

マウスピースの臭い匂いは、マウスピースそのものや口腔内の細菌などが影響しています。マウスピースが臭くなる原因を7つにわけてご説明します。

マウスピースの洗浄不足

マウスピースはしっかり洗浄をしないと、匂いが発生するもとになります。マウスピースは、ポリウレタンというプラスチック素材でできており、匂いがうつりやすい特徴があります。マウスピースをしっかりと洗浄しないと、付着した唾液が石灰化してマウスピースが白くなり、匂いが発生します。

マウスピースに口腔内の細菌が付着するため

マウスピースにできた細かい傷に、付着した細菌が繁殖することで匂いの原因になります。使用しているうちに目に見えないような細かい傷がつくことがあり、この傷に付着した口腔内の細菌が匂いの元です。

磨き残しがあるまま装着してしまうため

歯のブラッシングが不十分で、磨き残しがあるのも、マウスピースが臭う原因に。。歯にプラークや食べかすが着いた状態でマウスピースを装着すると、歯の汚れについた菌がマウスピースにも付着して、匂いを発生させます。

ワインやコーヒーなどの着色汚れに菌が繁殖するため

コーヒーの着色よごれ

マウスピースの着色汚れもマウスピースが臭う原因のひとつです。着色部に菌が繁殖して、匂いが発生します。ワインやコーヒーなど着色しやすい飲料は、マウスピースを外してから楽しみましょう。ワインやコーヒーを嗜んだあとは、口をゆすいだり、歯磨きをしたりするなど口腔ケアも大切です。

タバコの化学物質が汚れにつながるため

タバコに含まれるタールやニコチンなどの化学物質も、マウスピースが臭う原因になります。マウスピースをつけたまま喫煙していると、匂いのもとになるだけでなく、マウスピースの着色汚れにもつながります。

唾液の自浄作用が弱くなるため

マウスピースを装着していると、唾液の抗菌作用が弱くなり口臭が目立ってしまいます。普段から匂いが気にならないのは、唾液の抗菌作用で口臭が抑えられているためです。マウスピースによって唾液が口の中全体に行き渡らず、、唾液による自浄作用が弱まってしまいます。

歯石が沈着するため

マウスピースについた歯石から、匂いが発生することも。プラークは、唾液のミネラル成分と結合すると歯石にかわる性質をもっています。マウスピースが白く濁っている場合は、歯石が沈着している可能性もあります。

マウスピースが臭いことで起こるデメリット

マウスピースの臭い匂いは、口腔内のトラブルにもつながります。マウスピースの匂いを放置することで起きるデメリットについて、お伝えします。

虫歯や歯周病のリスクが高くなる

汚れたマウスピースを放置していると、虫歯や歯周病になるリスクが上昇します。マウスピースに付着した口腔内の虫歯菌や歯周病菌などの細菌が繁殖して、お口のトラブルを引き起こしてしまいます。

マウスピースのお手入れ方法

マウスピースは、日々のお手入れをおこない、清潔に保つことが必要です。マウスピースのお手入れ方法についてご説明します。

水洗いで毎日のケアをおこなう

毎日のケアは、指や柔らかめの歯ブラシを使って水洗いでおこないましょう。落ちやすい部分の汚れは、軽くこするだけでほぼ除去できます。また、お手入れに歯磨き粉は使用しないようにしましょう。歯磨き粉に含まれている研磨剤がマウスピースを傷つける恐れがあるためです。洗浄が終わったら、良く乾かしてから装着しましょう。

マウスピース専用の洗浄剤で洗う

1週間に1〜2回は、クリニックや一般のドラッグストアで販売されているマウスピースの洗浄剤を使って洗浄しましょう。目立つ汚れ以外にも、目に見えにくい汚れや匂いも除去できます。洗浄液は、タブレット型の薬剤を水かぬるま湯に溶かして使用します。高温のお湯にマウスピースを入れると変形してしまうため、水温には十分に注意しましょう。

マウスピースのお手入れ

超音波洗浄機で洗う

市販されている超音波洗浄機を使用して汚れを落とす方法もあります。前述の洗浄液とあわせて使うことで、こびりついた汚れも落とせます。

マウスピースの保管方法に注意

マウスピースはお手入れするだけでなく正しい保管方法を知ることが大切です。洗浄したマウスピースを保管するときは、きちんと乾燥させてから専用ケースにしまいます。乾燥が不十分なマウスピースは、菌が繁殖しやすくなります。しっかり乾燥させたら、専用のケースにいれましょう。暑い場所においているとマウスピースが変形する原因になります。夏場は、締め切った車内や、日の当たる場所など暑いとこに放置せず、涼しい場所で保管しましょう。

マウスピース矯正中の気になるお口の匂いの対策方法

マウスピース矯正中は、口腔内のケアも大切です。気になる口臭を対策する方法をお伝えします。

口腔内を清潔に保つ

口臭を防ぐには、歯磨きやフロスをしっかりとおこない、プラークや食べかすを残さないことが大切です。マウスピース矯正中はマウスピースだけでなく歯にも細菌や汚れが付着しやすくなります。日々のケアをおこない、口腔内を清潔に保ちましょう。

唾液の分泌を促す

唾液の分泌をうながす、こまめに水分をとるなどして口腔内の乾燥を防ぐことが大切です。先述したように、口腔内が乾燥していると細菌が繁殖しやすくなります。耳や顎の下を親指で軽く円を描くようにマッサージすると、唾液腺が刺激されて唾液が出やすくなります。水分を補給するときは、虫歯の原因になるため糖分があるものは避けましょう。

マウスピースの気になる匂いはこまめなお手入れと口腔ケアで対策

矯正治療中に、マウスピースの匂いが気になっている方は多いものです。そのままにしておくと、口臭の原因となるだけでなく、歯肉炎や虫歯などを引き起こします。

マウスピースの匂いは、定期的なお手入れと口腔ケアで対策が可能です。マウスピースについた汚れはこまめに落とすようにし、口腔内も清潔に保つようにしましょう。マウスピースや矯正治療中の口腔ケアについては、矯正専門医にご相談ください。

この記事の監修医師

葛西モア矯正歯科 院長 酒井 優真

葛西モア矯正歯科 院長

酒井 優真

Yuma Sakai

  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • インビザライン公式認定ドクター

日本全国の歯科医院で矯正治療に従事し、3,000人以上の治療を担当。2017年、葛西駅前に「葛西モア矯正歯科」を開院。

歯列矯正への心理的ハードルを下げるべく、「治療中の見た目」や「痛みの少なさ」に配慮した治療に力を入れている。


<3000症例以上の豊富な経験と高度な技術で、装置の見た目にもこだわる矯正治療を提供>

住所:〒134-0083 東京都江戸川区中葛西3-37-16 第二カネ長ビル5F
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